2種類のケーブル径に対応可能な
小型同軸コネクタのラインアップを拡充

　当社はこのほど、1.5Dと2.5Dのケーブルが共用可能な小型同軸コネクタ「MH-2シリーズ」に多極タイプを追加し、ラインアップを拡充しました。2021年に発表した1極タイプに、新たに開発した2極および4極タイプを加えた豊富なラインアップで、車載用途を中心とする幅広いご要望に対応します。
　近年、自動車の進化に伴い、カメラやアンテナをはじめとする車載機器の搭載数が増加しており、さらに画像の高精細・高画素化も進展し、データ通信量が急速に増大しています。このトレンドを受けて、コネクタにおいても省スペース化とともに、伝送性能向上のための太径ケーブルの使用などのニーズが高まっています。
　「MH-2シリーズ」は、ハウジングの共通化により太さの異なるケーブル同士を接続できる特長を持つコネクタです。今回追加した多極タイプは、高速伝送に対応する優れた高周波性能を有しながら、同時に多極化により複数のケーブルの一括接続を可能とし、組立作業性の向上とセット内の省スペース化に貢献します。