ワンアクションにて嵌合を完了するFPC/FFCコネクタを開発
～自社初* ロボットによる自動組立てに最適～

　当社はこのほど、自社初となるロボットによるFPC/FFC挿入が可能な0.5mmピッチワンアクションFPC/FFCコネクタ「EA-51シリーズ」を開発しました。
　近年、世界的な人手不足への対応やコスト削減を目的として、ロボット導入による製造工程の自動化が加速しており、ロボット組立てに対応したコネクタの需要が高まっています。
　本製品は、従来品のようなFPC/FFCのコネクタ挿入前後のカバー開閉工程（①カバーを開ける、②挿入する、③カバーを閉じる）が不要で、ワンアクション（①挿入する）だけでロックが掛かる仕組みです。ロボットによる自動組立てに適し、タクトタイムの短縮につながります。
　ライトアングルタイプにおいてはコネクタ天面部に窓を設けたことにより、FPC/FFCの挿入状態が目視や画像検査機にて確認が可能なため、半挿入組立て不良を容易に検知できます。
　また、FPC/FFCをロックするレバーには剛性に優れたステンレス鋼材（SUS）を採用しており、レバー操作をせず、無理にFPC/FFCを引抜いた場合でも、コネクタ自体には変形や破壊が発生しません。
　当社は今後も、製造工程の自動化に貢献する製品の開発を進めてまいります。

* 当社のワンアクションFPCコネクタのラインナップにおいて「ロボットによる
　自動組立て」に対応した製品は初めてとなります。