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マルチタッチ入力に対応した小型静電容量方式タッチパネルを開発


当社はこのほど、多点入力(マルチタッチ)やジェスチャー入力に対応した静電容量方式タッチパネルを開発し、量産を開始しました。

 

近年、携帯電話の高機能化、大画面化に伴い、直感的に入力できるユーザーインターフェースに注目が集まっています。その中でも従来からのペン入力主体のタッチ操作と違った、指によるマルチタッチ入力を用いたユーザーインターフェースの開発に携帯電話メーカー各社は力を入れています。

 

こうしたニーズに応え、当社では小型機器向けの静電容量方式を用いたタッチパネルを開発しました。静電容量方式はセンサー面の電荷の容量変化を検知して位置を読み取る仕組みとなっています。このため、抵抗感圧方式のような押し込む、という動作が必要なく、指で触れるだけで軽快な操作が可能です。また、マルチタッチ入力やジェスチャー入力に対応しており、ズームイン/ズームアウト(画面の拡大/縮小)や、ページ送りのようなジェスチャー操作が可能です。

 

当社では、本製品の開発に当たり、タッチパネルを製品に組み込んだ際の液晶の視認性、軽快な操作感の実現を最重要ポイントと考えました。このため、通常では困難と考えられていた、高透過で無色透明な見栄えと、高感度な入力の両立に取り組み、独自の製造方法によりこれを実現しました。

 

今後はニーズの高い化粧板とタッチパネルを貼り合わせたモジュール供給にも取組み、小型機器への幅広い用途に拡販を展開してまいります.


発表日 2009/2/4
リリース番号 849tp
製品名 静電容量方式タッチパネル
特長

1) 二本の指で操作するマルチタッチ入力が可能です。
2) パン(面をなぞってページ送り)やタップ(面を指で叩いてキー入力)といったジェスチャー操作に対応しています。
3) MAX93%という高い透過率を実現しています。
4) コントローラICはタッチパネルの出力テールにCOF(Chip On Film)を行ない、回路の省スペース化に寄与しています。
5) 対応サイズ:MAX4インチです。
6)入力面構造:ガラスタイプ、フィルムタイプの2種類を用意しています。

主な仕様
読み取り方式 静電容量方式(投影型)
動作荷重  ゼロN(φ7以上のタッチ面積で反応)
消費電流
2mA(タッチ入力時)
10μA(アイドル時)
用途 携帯電話、スマートフォン、DSC等
生産能力 月産 50万台(4インチ換算)
お問い合わせ 電話  (03) 3785-1109 TP事業部
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