製品ニュース
SMKトップ > プレスリリース一覧|2007年度 > フィルム+フィルムタッチパネル2タイプを開発

フィルム+フィルムタッチパネル2タイプを開発

当社はこのほど、上下部電極がともにフィルムで構成されたタッチパネル「フィルム+フィルムタイプ」および、「低反射フィルム+フィルムタイプ」の2機種を開発し、受注活動を開始しました。

デジタルビデオカメラ、DSC、携帯端末等のモバイル用途では、製品の軽量化、薄型化、また落下させても破損しにくい製品が求められています。このような用途には、軽くて薄く、割れないタッチパネルが求められています。一方、モバイル用途では、アウトドアでの使用時、直射日光などの写り込みによる、液晶ディスプレイの視認性の劣化を防ぐため、低反射のタッチパネルが要求されています。

今回の新製品は、上下電極がPETフィルムで構成されている「フィルム+フィルムタイプ」および、上下電極が光学等方性フィルムで構成され、タッチパネルの上に偏光板を貼った「低反射フィルム+フィルムタイプ」の2機種で、当社の製品レパートリーに追加しました。

さらに、今回のフィルム+フィルムタイプのタッチパネルを、1~2mmの樹脂版に貼り付けて「フィルム+フィルム+プラスチックタイプ」の納入にも対応します。

本新製品は、当面フィリピン工場で当初月産50万台を生産していく計画です。


発表日 2008/02/05 
リリース番号 806tp 
製品名 フィルム+フィルムタッチパネル
特長 「フィルム+フィルムタイプ」
  • 1) トータル厚さ0.5mmと薄型化が実現可能です。
  • 2) 裏面全体に光学特性の劣化が少ない特殊な光学糊を使っており、タッチパネルを直接液晶に貼りあわせることができます。これにより、タッチパネルと液晶の間に空気層が介在しないため、裏面反射を防止でき、液晶の視認性が向上するとともに、薄型化に貢献します。
「低反射フィルム+フィルムタイプ」
  • 1) 光学等方性フィルムを使用し、表面に偏光板を貼り付けることで低反射を実現します。
  • 2) 表面にAR処理を追加することにより、表面反射をおよそ4%から1%以下に低減させることが可能です。
  • 3) 本タイプも直接液晶に貼りあわせることができます。
「2タイプ共通の特長」
  • 1) 薄型:フィルム+ガラス(1.1m)比36%
  • 2) 軽量:フィルム+ガラス(1.1m)比20%
  • 3) 落下しても割れない。
主な仕様 透過率 78~82%
使用温度範囲 -5~60℃
保存温度範囲 -30~70℃
直線性 ±1.5%
ヘイズ値 2~10%
表面硬度 2H
摺動寿命 5万回以上
用途 デジタルビデオカメラ、DSC、携帯端末。
生産能力 3インチ換算 50万台/月間(2~7インチまで対応)
お問い合わせ 電話  (03) 3785-1109 TP事業部
お問い合わせはこちら